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2019年06月13日

ゆうひが丘の総理大臣のロケ地を訪ねて






元号も令和に変わり、オリンピックを翌年に控えた、今は2019年。
40年前に若者の心を鷲掴みにした、あの熱血教師がお茶の間に帰ってきた!
彼の名は大岩雄二郎。
人呼んで


ゆうひが丘の総理大臣


である!
少年だった私は、ちょっと年上のお兄さんやお姉さんたちの青春劇に強い憧れを抱いていた。
そう、何を隠そう、実は私は


ゆうひが丘の総理大臣が大好き


なのだ!


大好きなドラマ故、絶対に見逃す訳にはいかない!
今なら観たい番組はレコーダーに録画しておくなんて事は至極日常的だが、当時はビデオを持っている家庭なんて極々少数。
当然我が家にビデオなんて高級なシロモノがある訳は無い。
故に、番組を視聴する為には、あらゆる用事を後回しにし、万難を排し盤石の体制で挑まなければならなかった。
何故ならば、本放送を見逃したが最後、2度と観る事が出来ないと言う、実にタイトな状況に置かれていたからだ。
たかがドラマを1話観るだけで、そりゃあ、もう、一大事。


必死だぜ!!


まぁ、当時の子たちは全員そうなんだけどね。(笑)
そう考えると、現代の子供たちは実に恵まれてるよなぁ。
なんせ、テレビ番組に合わせて自らのスケジュールを立てなくてはならないなんて、謎の強迫観念に駆られるなんて必要はないのだから。
そんな訳で、当時、それはそれは凄まじい迄の集中力で番組を視聴してたものだから、実に本放送以来、約40年振りに観たにも関わらず、今でも内容をしっかりと覚えているのだから、我ながら感心してしまう。
その集中力を他の方面に生かせば、或いは偉人になっていたかもしれないぞと、当時の私に言ってやりたくなったが、まぁ、それはちょっと横に置いておこうじゃないか。

しかし、こんなに思い入れのある作品なのに、何で本放送以来観なかったのかなぁ?
或いは何度か再放送されたのかもしれないのだけど、観る機会がなかったんだよねぇ。
通ってたレンタルビデオ屋にもなかったし…。
そんなこんなで、いつの間にかソーリの事は日常から忘却してしまったのだろうなぁ…。

ってな訳で、この度、ソーリが放送された4〜6月は、すっかり気持ちは少年になってしまい、頭の中はソーリ一色になってしまった次第である。
又、実はゆうひが丘の総理大臣のロケ地が、私の住んでいる地域(東京都下)に近い場所だった事を数年前に知ったと言う事もあり、高ぶった気分を抑えきれなくなってしまい、ここはひとつ、ロケ地の赴こうじゃないかと思い立ち、とりあえず足を運びやすい場所に行ってしまったと言う運びとなった訳だ。

因みにロケ地が比較的近所だと知ったのは、下記のサイト様、ブログ様の情報による。

全国ロケ地ガイド
廃虚アルティメット
昔のドラマのロケ地を探そう!
無駄遣いな日々

素晴らしい情報、有難う御座います!


と言う事で、既に上記の素晴らしいサイト様、ブログ様が詳しくも分かりやすい情報を記載してくれている中、それらを参考にさせて頂いている私がドヤ顔で「ここが、ゆうひが丘の総理大臣のロケ地だぜ!ヘヘン!」なんて言うおこがましい事をする筈も無く、単に「ロケ地に足を運んでみたよ」と言う極めて軽いノリの記事である事を最初にお断りしておこう。
上述した通り、私が行きやすい場所のみに足を運んでみただけなので、資料的な価値も皆無である事も付け加えておいた方が良いだろう。

では、40年の月日の長さを感じつつ、ちょっとしたタイムスリップ感を味わいに行ってみよう!


先ずは相原駅から。
横浜線の相原駅は当時にしてレトロ感溢れる佇まいだった為か、数々のドラマのロケに使われたらしい事を耳にした事がある。
とあるドラマでは北海道と言う体で撮影が行われた事もあるらしい由緒正しい(笑)駅なのだ。
第2話で柴田の実家を訪ねるソーリと木念が降り立ったのは、この相原駅だ。


相原駅。

02相原1.jpg



今ではすっかり様変わりしてしまった。
当時の様なレトロ感は、もう無い。
もうド田舎的な設定で撮影をされる事もないだろうなぁ。

次のシーンでソーリと木念が歩くのは、相原駅の前の町田街道に抜ける道。
正面の家は当時建築中だったんだねぇ。


相原駅前。

04相原2.jpg



割と当時の雰囲気を残してるんじゃないかと。
たばこ屋だったところは今は居酒屋になってる。
劇中で建築中だった家も勿論あるし、その右手前にある家も当時のままの様。


次は橋本駅周辺。

第17話で転校して来た前島が山川達を従えて闊歩している街。
確かな証拠がある訳ではないのだけど、おそらく橋本の駅前に間違いない。
根拠は私の記憶。
若かりし頃、橋本の街は私のプレイスポットで、このあたりは散々歩いたからね。
映像に映る鈴木楽器では、しばしばレコードや楽譜を購入していた。
懐かしいなぁ。
同じく映像に映っている焼き鳥福徳は、場所を移動はしているものの、今でも営業している。


橋本駅前のビル。

06橋本1.jpg



当時商店街があった場所にはビルが建ち、今はもう昔の景色を見る事は出来ない。
多分、写真のビルのあたりが前島たちが歩いていたところだと思う。

因みに次のショットではハッキリとロケ地が相模原である事がわかる。
何せ、山川の後ろに相模原信用組合とバッチリと書かれているからね!
ただ、この映像の場所がどこだったのかは結局探し出す事が出来なかった。
残念…。
前のショットと近い場所だと思うのだけどなぁ…。


話数は又2話に戻って、柴田の家へ向かうソーリと木念、そして桜子先生。
降りた駅は相原だったが、次のシーンで歩いてるのは橋本周辺。
場所は先の前島達が歩いていた橋本駅前の裏側たあたりで、上述の通り、今はビルが建っているので、ドラマと同じ景色を観る事は出来ない。
桜子先生の頭のあたりに第一勧銀の看板があるのがわかるので位置はある程度把握出来るが、ドラマと同じ場所は、今はビルの1階フロアなはず。


橋本駅前通り。

09橋本2.jpg



ビルが建ってしまったのでドラマと同じ場所から見る事はできないので違う角度から。
桜子先生の頭あたりに写ってた第一勧銀と同じ場所にみずほ銀行がある。
みずほ銀行が昔は第一勧銀だったって事を知ってるのって、もう結構な歳だよねぇ…。


記念すべき第1話で悪ガキたちを探す木念と桜子先生のシーンも橋本。
映像に映ってる特徴的な模様の建物は健在なのが何気に凄い。


橋本駅周辺住宅街。

11橋本5.jpg



周辺の景観はすっかり変わってしまったが、例の建物が昔のままあるのは感動的。
当時たばこ屋さんだったところは立派な住宅が建ってる。


次は永山駅。

ゆうひが丘の総理大臣の劇中の街では、この永山が最寄りの駅だと言う設定で、しばしば登場する。
ソーリの妹のアキ、木念のお父さんetc…。
数々の登場人物がこの駅から送られて行った。


永山駅。

13永山駅1.jpg



近代的な施設が多く建ち連ね、当時の面影はない。
当時はちょっと暗めだった感があるが、今は凄く垢抜けてて明るい。


第35話で桜子先生と一緒に北海道へ行こうと画策し、人目も憚らず猛烈に痛い一人芝居をするのもこの場所。(笑)
この時、寄ってきた少女に向かって「僕、タコのあかちゃん」とのたまうのだが、これは当時のテレビCMの台詞だったりする。
なんとyoutubeにアップされていてビックリ!!





番組のスポンサーがソニーだったのかな?
このCMは私もしっかり覚えてる。
懐かしいなぁ。
当時はCMで商品の値段も表記してたんだねぇ。
時代を感じるなぁ。


永山駅前。

15永山駅2.jpg



駅の入り口を背にしての現在の景色。
当時はここに写る建物は全くなく、向こう側迄橋が通っていた。
第一話で冬木たちがソーリを止めに来るシーンで当時の景色を見る事が出来る。

ではホームに入ってみよう!

永山駅ホーム新宿方面。

17永山ホーム1.jpg



永山駅ホーム橋本方面。

19永山ホーム2.jpg



ソーリの妹アキ、木念のお父さん、山森先生のお母さん、山田巡査と、結構な数の登場人物が見送られたホーム。
そうそう、ソーリが初めて登場したのも、このホームだ!


最後に南浅川橋。

夕日丘学園に向かう通学路。
ここも幾度となく劇中に登場するので印象に残る場所。


南浅川橋。

21南浅川橋1.jpg



40年の月日を経た今でも、比較的当時のままの景観を保っているんじゃないかと。
ここをソーリや柴田たちがワイワイと歩いてたんだと思うと、オレ、何だか楽しくなっちゃうぜ!

最終話でソーリが街を去ろうとしているシーンでは当時の南浅川橋を俯瞰して見る事が出来る。
似て非なる今と昔の景色を広い視野で見る事が出来るので貴重なシーンだ。


南浅川橋から見た川。

23南浅川橋2.jpg



現在は、ちょっとした観光地の様になっている南浅川橋。
写真では切れてしまっているが、現在は向かって右側に駐車場があるので、車で行くにも非常に便利。
ドラマの当時は工事中だった様子が映像に映りこんでいるので、やや雑然とした印象があったのだが、現在の川沿いはホントに綺麗。
川自体も非常に綺麗。
凄く良いところなので、ソーリファンならずとも近場の方には是非足を運んで頂きたい。


さて、ここまでが私が足を運んだ、ゆうひが丘の総理大臣のロケ地である。
ドラマを観た印象のまま足を運ぶと、ちょっとしたタイムスリップ感を味わう事が出来て非常に楽しい。
そうそう、近場と言えば、夕日丘学園は多摩美術大学なので私の家からも比較的行きやすい場所なのだけど、守衛さんがいる中、車を乗り入れる勇気がなかったので、今回は見送る事とした。
しかし、橋本、多摩境(多摩美)、永山、調布と、何故か現在の京王線沿いで撮影をしてたんだけど、でも、当時の京王線は橋本迄繋がってなかったんだよねぇ。
うーん、なので、当時は京王線沿いじゃなかった橋本で撮影をしてたのは、ちょっと不思議。
あと、ソーリたちの下宿先の「キッチンかおる」はロケ地が杉並なので、映像のまま解釈すると、下宿から学校までの道中が、かなりなカオスな道順になってて可笑しい。(笑)
オマケに、あの世界には海がしばしば登場する。
撮影場所は多分、江の島とかだろうから、ちょっとした移動シーンを撮影するだけでも、クルーや役者は、かなりの距離を移動してたって事になる。
ドラマの撮影って大変なんだねぇ。
な〜んて事を思ってしまう、40年前の少年だったりする。(笑)


忘れちゃいけない!
ロケ地に行く際、サントラをかけて気分を上げておけば、もう、完全にドラマの中に入った様な気分になれるのでおススメだ。
私が持っているのは2枚のCD。
ひとつは





ゆうひが丘の総理大臣ミュージック・ファイル。
劇中で流れていたBGMがほぼ網羅されているので、CDを掛けるだけで、ゆうひが丘の総理大臣の世界観に入り込む事が出来る。
残念なのは「時代遅れの恋人たち」と「海を抱きしめて」が収録されていない事だ。
大人の事情があるのだろうが、ちょいと残念。

そんな訳で、もう一枚。





熱血先生グラフィティ。
奇しくもジャケットの背景に使われているのは当時の永山駅のホームだ!
内容は、ソーリ以外のドラマの曲も入っているのだが、ほぼソーリの曲が占める。
6割位はゆうひが丘の総理大臣の曲なんじゃないかな?
いっそ、ゆうひが丘の総理大臣のアルバムとして出してもよかったんじゃないかとさえ感じるのだけど、これも何か大人の事情があるんだろうねぇ。
このCDには勿論、「時代遅れの恋人たち」と「海を抱きしめて」も収録されている。
しかも、シングルバージョンとドラマサイズの両方が網羅されているのでファンとしては非常に嬉しい。
又、「日時計」や「優しさの街角」、そして木念(神田正輝氏)の歌う「まごころ」も入っている。
更に、ゆうひが丘の総理大臣ミュージック・ファイルはオールモノラルなのだが、このアルバムには、ゆうひが丘の総理大臣のBGM数曲がステレオバージョンで収録されているのも嬉しい。
欲を言えば、「Pop Candy」や、柴田(井上純一氏)が歌う「心の風」が入ってれば言う事もなかったのだが。
因みに「Pop Candy」は当時の雅俊さんの出したアルバムに収録されてる。





劇中の雅俊さんが歌う挿入歌は、全てこのアルバムに入ってる。(はず)
なので「熱血先生グラフィティ」を持っていると、重複する曲がかなりあるのは痛し痒しと言ったところか。
私もこのアルバムを持ってるんだけど、レコードなんだよなぁ…。
CDが欲しいのだけど、なんかプレミア価格になってて高くて手が出ない…。
因みにこのアルバムにも「時代遅れの恋人たち」と「海を抱きしめて」が収録されてるのだが、アレンジが違うので、要注意!
しかし井上さんの「心の風」はどうやって入手すればいいのだろう…。


ここからは全然本筋とは離れてしまうのだが、40年振りにドラマを観て、個人的に非常に不思議な縁を感じ「ハッ」としたシーンがあるので書いてみたいと思う。
ゆうひが丘の総理大臣37話で、ソーリが男子生徒と女子生徒をクジ引きでマッチングしインスタントで恋人同士にでっちあげると言う、何とも破天荒なイベントを敢行する。
メンバーは男子5人、女子4人なので、自ずと4組のカップルが成立し、男子が一人余る事になる。
残念ながら恋人にありつけなかった可哀そうなヤツは木下。
因みに木下役の田鍋友啓氏は「円盤戦隊バンキッド」の「バンキッドドラゴン」だったりするのだが、それは今は全くどうでも良い。
話しを戻そう。
では何を見て不思議な縁を感じたかと言うと、クジ引きでカップルが成立した前島と朝丘である。
一応ジャズ・フュージョン系に携わった身としては、このツーショットは偶然にしては出来過ぎてる様にさえ感じてしまうのだが、音楽に精通していない人にはおそらく「なんのこっちゃ?」だとも思うので説明させて頂きたい。

先ず、前島役の松原秀樹氏だが、実は現在


プロベーシスト


である。
ジャニーズを退社後、プロミュージシャンとしてバリバリに活躍しているのである。
元ジャニーズのプロミュージシャンと言えば、元スクエアのドラマーの長谷部徹氏や、元たのきんトリオで現ギタリストの野村義男氏と、何れも腕の立つプレイヤーなのだが、松原さんも負けず劣らず腕の立つプレイヤーなのだ。
しかもジャズ・フュージョン系を主としているので、個人的にも最も馴染みのあるジャンルであり、当然、松原さんのベースプレイもしばしば耳にしている。
因みに、劇中で、しばしば高中正義氏の音楽がBGMとして流れるのだが、後年、松原さんは高中さんと一緒に演奏する事になるのだから、実に不思議な運命だと感じざるを得ない。

次は朝丘役の島村聖名子氏だが、現在は小川菜摘と名乗っている。
お分かりだろう。
小川菜摘氏と言えば、ダウンタウンの浜田氏の奥さんであり、しかも、彼ら二人の息子はハマ・オカモト氏である。
要するに朝丘役の小川菜摘氏は


プロベーシストの母


なのだ!
奇しくも劇中で(即席)カップルとなった二人は、片や後にベーシストに、片や後にベーシストの母になった訳だ!
これは、もう、実に不思議で不思議で仕方がない。
改めて、このシーンを見て、あたかも未来を予見している様で驚いてしまったのは私だけではあるまい!
って、ん?
あれかな?
音楽をやってる人以外には、どうでもいい話かな…?


そんな訳で現在の松原さんはこんな感じ。





外観は随分変わって、言われなければ総理の前島の人だと気付く人は少ないかも?
骨太でグルービーな職人ベーシスト。
カッコいいね!!


ハマ・オカモト君と言えば、今、直ぐに思い浮かぶのは積水ハウスのCMだと思う。
こう言う店員さん、いるよね!





彼も実に良いベーシスト。
しっかりとしたベースを弾く人だ。

と、まぁ、最後はちょっとだけマニアックな話しになってしまったが、こんなマニアックな事を思いつつ楽しむ事ができるのも、ゆうひが丘の総理大臣と言う作品の懐の深さだとも言えるのではないだろうか?
ん・・・やや強引か?(笑)

ともあれ、40年前の作品を観て、改めて感動出来ると言うのは幸せな事ではなかろうか?
正直、この歳になると、世間の様々なしがらみにがんじがらめになる事も多々ある。
いっそ、生まれてなんてこなけりゃよかったんじゃないかと思う時もあるのだが、そんな時は、ゆうひが丘の総理大臣の爽やかな世界観にドップリと浸かり、身を委ねてみよう。
すると、なんだか、いつの間にか


生きる事が、又、好きになる


から不思議だ。
チャンチャン!








posted by すいか at 19:45 | ドラマ

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