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続・魔法なんちゃら☆まどかなんちゃら

いい歳ぶっこいて「まどマギ」にハマってしまった事は魔法なんちゃら☆まどかなんちゃらで書いた通りなのだが、あまりの人気の高さ故、放送後に様々なメディアミックスで展開され、総集編が映画化され、遂には続編である「叛逆の物語」が劇場公開されたのは今から3年前の2013年の話。
先述の通り、まどマギに感動してしまった身としては、続編に対する期待に胸を膨らませていたのは言うまでもない。
流石に劇場まで足を運んで観る勇気はなかったのだが、DVDのリリース後、程なくしての鑑賞と相成った訳だが…。


うーん、やっぱりねぇ、人気があるからと言って安易に続編を作っちゃうのはよろしくないのかもしれないなぁ。
勿論、成功した例もあるとは思うのだが、そう多くはないと言う認識がある。
人気作の続編って、往々にして1作目を超えられない作品になってしまう傾向にあるのは否めないし、ともすれば壮大な蛇足にすら成り下がってしまう事もしばしばな訳で、そう言う意味では叛逆の物語についても鑑賞前から一抹の不安があったのだが、残念ながら、まどマギもその範疇に収まってしまったと言うのが正直な感想だ。
やっぱ、あれだけの完成度の高い作品の続編って言うのはハードルが高いのだろう。
虚淵玄の実力を持ってしても、TVシリーズのクオリティを超える事は難しかったのかもしれない。

この手のフィクションの物語と言うのは世界観が全てだと個人的には思っている。
荒唐無稽なものを如何にして説得力を持ったものとして観客に見せるのかと言う事が最も重要な事であり、この「説得力」こそ、作品の優劣を決めるファクターの大部分であると言っても決して過言ではない。
つまり「世界観の構築」ってヤツにこそ製作者の手腕が最も問われる訳だ。
そう言う意味ではTVシリーズのまどマギは本当に見事だった。
所謂魔法少女に対する固定観念を上手に逆手にとったサプライズが実に小気味良く、又、枝葉の部分の辻褄の合わせ方も非常に上手だった。
もちろん物語の中心に流れるテーマの据え方も非常にどっしりとしていて見事。
老若男女の隔たり無く人気が出るのも納得できる。
そして、それだけ人気を得た作品故、続編を作る運びになるのはわかるのだが…。

いやね、決して悪いって訳じゃあないのよ。
前作で凄惨な死を遂げた主人公たちが画面狭しと活躍している様は中々に感慨深いものがあったりするのだけど、なんていうのかなぁ、前作にあった得体の知れない恐怖感と言うかハラハラ感は皆無な訳。
そりゃそうだよね、サプライズって言う意味では前作の3話目が最高潮な訳で、あれを超えるサプライズを同じ作品で再度やろうと思っても無理があるからね。
でもねぇ、ダークファンタジーなんだからハッとさせる事が出来ないのは致命的だと思うんだよね。
更に言えば、作品全体でキャラが説明的過ぎる。
TVシリーズは極自然に世界観を視聴者に理解させる事に成功していたのだが、今作は舞台設定が複雑故にキャラクターにベラベラと状況を説明させる羽目になってしまっている。
勿論、キャラクターにある程度の説明をさせるのは致し方ないし、それは前作でもあった事なのだけど、それが行き過ぎると見ている側は興ざめしてしまうのは否めない。

さて、エンディングでは案の定、続編を示唆するものとなっているのだが、ホントにこのまま引っ張るのかと思うと些か心配。
あれ程迄の完成度を誇ったTVシリーズの続編を作るのだったら、やっぱり、それなりのものを見せて欲しいと思うのはファンならば当然だし、少なくとも「叛逆の物語」に納得しているファンは少ないんじゃないかって思うんだよね?
近年稀に見る傑作アニメが「凡百の物語」には成り下がって欲しくないのだけどなぁ。
金が儲かるから引っ張るんだろうなぁ。






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