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書き綴り

貴様

うわさには聞いていたが、例のフィッシング詐欺メールが私の元へも届いた。

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まぁ、しかし、アレだ。
現代日本で二人称として「貴様」を使う事は極めて稀だな、うん。
確かに近代までは使われていた言葉ではあるし、或いは昔は謙譲語の類だったのかもしれない。
が、現在ではどちらかと言うと相手を蔑む言葉として用いられているのが多い。
そう考えると不思議だ。
つまり、単語にも流行廃りがあるって事なのかな?

「貴」+「様」だからね。
相手を敬う単語が連続しているのだから、元は確実にそう言う使われ方をしてたのだろう。
それが時代の流れの中で意味合いが変わって言ったと言う事なのだろうね。

さて、件のメール、作成したのは外国人らしい。
メアドを見ると末尾が「tw」で終わっているので、台湾人の可能性が高いな。

ところで、近年では「外人」と言う単語も蔑む意味を持つらしく、「外国人」と言わなければならないらしいのだが、うーん、変な話しだなぁ。
別に「外人」って単語に相手を蔑む要素は全く入ってないのだが…。

話を戻そう。
台湾の人なら日本語を理解している人も少なくないので、比較的流暢な文章を作成するのも可能だろう。
但し、台湾人が日本語を覚えたのは戦中、或いは戦前が多いはず。
つまり今ではもうお年寄りの方だね。
で、その頃の日本語を考慮すると、確かに「貴様」と言う単語は普通に使われている訳で、だとすると、この文章を監修したのは或いはその時代に日本語を覚えた人なのかなぁ、等と考えてしまった。
勿論、現代社会でもアカデミックな日本語教育と言うのも少なからずあるだろうけど、そう言う学校では「貴様」なんて単語は使わないとは思う。
現代的に言えば「あなた様」と言ったところだろうか?
まぁ、そんな風に使いたかったんだろうな。

さて、ちょっと頭の中で遊んでしまったのだが、「あなた」を「貴様」に置換して流行歌等を歌ってみると実に面白い。
例えば小阪明子の、その名もずばり「あなた」。
これは先ずタイトルからして変わってしまい、「貴様」となる。

♪もしも〜きさまが〜家を〜たてたな〜ら〜♪
♪ぼうやの〜よこに〜は〜 きさ〜ま〜 きさ〜ま〜 きさまが〜 い〜てほしい〜♪

ってな具合。
他にも、森山加代子の「白い蝶のサンバ」なんかも面白い。

♪貴様に抱かれて私は蝶になる〜♪

もう、あれだ、今風に言えば「ツンデレ」の世界だ。
これはこれである方面には需要があるかもしれんな、うん。
更に

♪貴様に抱かれて私はチョウヨンピル〜♪

なんて言う、嘉門達夫の替え歌もブレンドするなんて荒業をかますのもいいね。

ともかく、言葉にもトレンドってヤツがあるので、時代に合った言葉を覚えなきゃいかん訳だな。
「ナウい」奴になれないぜ!
何?ナウはもう古い?
今はイマイ?
タミヤ?
バンダイ?

とにかく、みなさん、フィッシング詐欺には気をつけようね!!




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