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飯野賢治氏の急逝

ゲームファンならば一度は聞いたことがあると思う。
ゲームクリエイターの飯野賢治氏が42歳と言う若さで旅立たれた。
ちょうどゲームが楽しかった頃と言うタイトルの書き綴りをし始めた頃だったので、彼の訃報は正直ショックだ。
とは言え、あまりしんみりしてても仕方が無いので、ここはひとつ、私がプレーした事のある飯野氏プロデュースのゲームの話をしてみたいと思う。

1994年頃はゲームベンチャー(って言葉があるのかな?)的な会社が結構多くて、飯野氏もそんな若手の新進気鋭のクリエイターであり、ワープと言う会社を立ち上げ、当初は3DOと言うハードにソフトを供給していた。
最も有名なソフトは「Dの食卓」と言うアドベンチャーホラーゲームなのだが、残念ながら私は未プレイ。
だってアドベンチャーって不得意だったんだもん。
そのかわりと言ってはナンだが、同じく3DOソフトとして発売された「宇宙生物フロポン君」と言う落ちモノパズルゲームは結構楽しくプレイしていた。

・宇宙生物フロポン君
要するにぷよぷよ等の落ちモノパズルゲームなので、実にスタンダードなジャンルのゲーム故、万人が安心して遊べると思う。
この手のゲームはそんなに深くやり込んだ事がないので何とも言えないが、恐らく同ジャンルのゲームとしては可もなく不可もなくと言った感じの印象だった。
あくまでも「パズルゲームとしては」だ。
実は私がこのソフトで一番あそんでいたのは主たるゲーム、つまりパズルゲームではない。
このソフトには実は他に2種類のミニゲームが収録されている。
ひとつは旗揚げ。
「赤あげて白あげて」のアレだ。
フロポン君のキャラが旗揚げをやるのだが、これが実にシュールで面白い。
では実際なにがシュールかと言うと他でもない、勝利時の点数の単位だ。
即ち、プレイヤーが勝った場合にもらえる点数が「1億点」なのだ。
いやぁ、これは正直笑ったなぁ。
なにせ勝ち続けると数十億点もの点数になっていくのだ。
数あるゲームの中で、数十億点も稼がせてくれるゲームは、このフロポン君に収録されている旗上げゲームくらいではないだろうか。
他、「おやじハンター」と言うゲームも収録されていたが、こちらはあまり覚えてない。

・エネミーゼロ
このタイトルはセガサターンで発売されたSFホラーアドベンチャーゲームだ。
このソフト、実は当初はプレイステーションでの発売を予定していたのだが、土壇場になってプラットホームをセガサターンへと変更したと言う経緯がある。
なんでも、飯野氏とSCEとの間で揉め事があったらしい。
ちなみにSCEが飯野氏を蹴った訳では無く、飯野氏がSCEを蹴った様だ。
当事SCE(プレステ)は一番売れているハードなので、サードパーティもプレステのソフトを出すのが一番販売本数が見込める訳で、そう言った事を考えると、飯野氏は随分思い切った事をしたのだなと思う。
そう言う強者に屈しない反体制的なところは、聞いていて実に好感が持てる。
実際SCEは随分サードパーティには厳しかったと言う話も耳にするしね。
ちなみにこの「エネミーゼロ」の発表の場、即ち東京ゲームショーに於いて、彼が行ったパフォーマンスも面白い。
ワープのブースのモニターにデカデカと映し出されたプレステのロゴが消え、サターンのロゴに変化すると言う演出を行ったのだ。
まぁ、要するに天下のソニー様にケンカを売った訳だね。
かなり思い切りのいい男だと思う。

そんなすったもんだがあって、やっとこさ発売されたセガサターンソフト、エネミーゼロだが、個人的には中々楽しめたソフトだった。
世界観はまんま「エイリアン」だしシナリオもかな〜り「エイリアン」なのだが、そこらへんは生暖かく見てあげられる程に楽しめるゲームだった。
但し、このゲーム、かなりの高難度故、投げ出したプレイヤーも結構いるんじゃないのかな?
ざっくり内容を言うと、宇宙船内に潜入した殺人エイリアンを殲滅しつつ脱出するゲームなのだが、この敵エイリアンは不可視なのだ。
ようするに見えない訳。
で、ソナーを使って敵との距離を測りつつ倒していくのだが、この緊張感がハンパではない。
敵を撃つ銃なんて弾数が決まっているので、無駄撃ちなんてしようものなら、あっという間に不利な状況になるし、チャージするにはチャージができる部屋へ行かなくてはならないし、その部屋へ行く途中にも敵はいるしと、ホント、すげームズカシイのよ、マジで。
ダメ押しで、セーブ回数とロード回数まで決められているから、仮に苦労して終盤までゲームを進めたとしても、セーブ、ロード回数を越えてしまうと、つまり、数回エイリアンにプレーヤーが殺されると、又最初からゲームを始めないといけないと言う、ほとんどマゾ仕様のゲームだった訳だ。
でもまぁ、その難しさ故に逆にゲーマー魂に火が付いて根性でクリアしたけどね。
今までプレイした数あるゲームの中でも、かなり印象に残っているゲームなのは間違いない。
当時、一緒に攻略の情報交換をしていた友人との間で、暫くの間、エネミーゼロのキャラが喋るセリフが流行った程だ。
「まずいな・・・まずいよ・・・。」
事ある毎にこのセリフを言い合ってたな。(笑)

2本しか遊んでいないが、飯野氏が作ったゲームで楽しんだ思い出は、ちゃんと心に残っている。
飯野さん、楽しませてくれてどうもありがとう。
心よりご冥福をお祈りいたします。








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この記事へのコメント

  • isa
  • 2013年03月20日 22:55
  • 言ってた言ってたww
    「ギャース」
    鳴いたら溜める
    って教えてもらったっけなー
  • すいか(管理人)
  • 2013年03月20日 23:12
  • あのタイミングがわかってしまうと、割と現実的な難度になるから、俄然攻略意欲がわいてくるんだよね!

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